オーガニックコスメの保湿力について~肌機能を高めて潤う肌になる~
オーガニックコスメの保湿力について
今まで一般的な化粧品を使っていて、オーガニックコスメに変えたら、物足りなさを感じるという方も多いと思います。
一般的な化粧品ケミカルコスメには、シリコンやポリマーなどの肌に被膜を覆うような成分が配合されています。
そのため、塗った瞬間からつるっとした滑らかな肌に仕上がったり、ぴーんと張ったハリのある肌になったのを実感できるという即効性があります。
コラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分も配合されていますが、それらは、水分を逃がさないよう、肌表面に留まっていて、肌が潤っているように感じられます。
一方で、オーガニックコスメの場合は、そのような成分は使われていません。
オーガニックコスメの保湿成分
オーガニックコスメに配合されているお肌を潤いを助ける成分は、コメ胚芽油やオリーブ油、アルガンオイル、ツバキ油、クランベリーオイル、ローズヒップなどの植物性オイルです。
これらの多くは、人間の皮脂成分と似ていて、肌になじみやすいのが特長です。
シリコンやポリマーなどの化学成分が肌表面を覆ってくれていると、バリア機能の代わりになってくれて、水分も逃がしませんが、お肌自体がバリア機能になる成分を作り出せなくなってきます。
オーガニックコスメでは、足りない皮脂成分を補っているだけなので、肌が持つ機能を妨げません。
また、肌の潤い成分が作り出せなくなる理由である、ストレスや酸化、炎症などにアプローチできるよう、芳香成分が含まれている精油や抗酸化作用、抗炎症作用のある天然成分を配合しています。
△うるおい成分を作り出す&ターンオーバー機能が正常な肌細胞
ダメージをケアしながら、足りないものだけを補うことで、今まで正常に働いていなかった肌の機能を働かせるのが、オーガニックコスメの保湿力です。
オーガニックコスメ使い始めにおすすめの美容オイル
肌の潤いが足りなくなってくる理由のひとつに、先に挙げた「シリコンやポリマーなどの被膜を張ってくれるコスメで肌機能が低下」があります。
洗顔後に、こうしたケミカルコスメをすぐに塗ることで、肌はもう潤いが足りていると判断して、潤い成分を作らなくなります。
そのため、ケミカルコスメを止めて、オーガニックコスメに変えると、どうしても「乾燥する」「物足りない」という方がいます。
それが本来の肌質で、今まで乾燥肌ではないと思っていた方も「実は乾燥肌だった」と知るきっかけになります。
ですが、カサカサしたり、メイクがうまく乗らないと気分が滅入ります…
そこで、使えるアイテムが「美容オイル」です。植物によってテクスチャーや含有している成分が異なるので、数種類ブレンドされている方が、相乗効果が高まると思います。
美容オイルを使用しているオーガニックコスメの乳液やクリームに混ぜて使ったり、1滴ほどファンデーションや化粧下地に混ぜて使うことで、保湿力が高まります。
それでも乾燥する場合は、あまり無理をせず、朝だけ化粧下地だと思って、ケミカルコスメのクリームを使う方法もあります。
最近は、オーガニックコスメでも保湿力にこだわったクリームも販売されていますので、かなり満足度も高まっていますが、人によっては、乾燥の度合いがひどい場合があるため、使い始めは、セラピストに相談しながら使用することをおすすめします。
当サロンでも、ご相談承っております。気軽にご相談くださいませ。
最後に
オーガニックコスメを使い続けていると、自分の肌だけで十分潤ってくるようになって、化粧水だけでも十分という人もいるほど、本来は、自分の皮脂やうるおい成分で、保湿できるのです。
ですが、カサカサやメイクのりを気にしながらだとストレスになってしまうので、無理せず、取り入れられるアイテムから使っていきましょう。
お肌の悩みに合ったアドバイスもさせていただきますので、気軽にご相談くださいませ。