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尾崎まり江
今回は、乾燥大人ニキビのケアにおすすめの化粧水の紹介、選ぶポイントもお伝えしています。
この記事はこんなあなたにおすすめ！
- 10代のころのニキビケア化粧水を使っていても改善されない
- 20代～のニキビがなかなか治らない
- 大人になってから同じところにニキビが繰り返しできる
大人ニキビ セルフチェック
あなたのニキビ、それって大人ニキビ？大人ニキビかどうかのセルフチェック方法です。ニキビができているときにチェックしてみてくださいね！
まず、洗顔した後、5分ほど何もつけずに放置してください。お肌が突っ張っている部分、皮脂が分泌されてきた部分があると思います。
ニキビができている部分は、突っ張っていますか？皮脂が分泌されてきて、しっとりしていますか？
もし、突っ張っている部分にニキビができているようであれば、それは「大人ニキビ」ですよ。
大人ニキビの化粧水選びのポイント
大人ニキビケアのための化粧水を選ぶときのポイントについて紹介しましょう。
ニキビケアのための成分が配合されているか確認する
乾燥大人ニキビのケアにおすすめの成分を知って、化粧水を選ぶときの参考にしましょう。
・グリチルリチン酸2K
マメ科植物である甘草(カンゾウ)の根、あるいは茎から抽出し、精製したグリチルリチン酸にカリウムを結合させた成分。カリウムを結合させることで、水に溶けやすくなります。強い消炎作用があるため、ニキビの炎症を抑えます。
・グリチルリチン酸ステアリル
マメ科植物である甘草(カンゾウ)の根、あるいは茎から抽出し、精製したグリチルリチン酸をさらに分解したもので、グリチルリチン酸のステアリルエステルです。オイル系の原料に溶けやすい性質を持っています。抗炎症作用があり、ニキビの炎症を防ぎます。
・ビタミンC誘導体
表記名は、「アスコルビルグルコシド」や「油溶性アスコルビン酸類」「リン酸アスコルビルMg」で、いずれもビタミンC誘導体です。
美白効果のあるビタミンCですが、そのままだと不安定であること、浸透しにくいという欠点を、他の成分と結合させることで、安定するとともに、浸透しやすくしたのがビタミンC誘導体です。
ビタミンCは美肌に欠かせない成分で、美白効果の他にも、コラーゲン生成のサポートをしたり、皮脂分泌量の調整をしてくれます。そのため、ニキビのためのスキンケアにもニキビ跡のスキンケアにもおすすめの成分です。ただし、乾燥しているお肌に、高濃度のビタミンC誘導体は注意が必要です。
・ローズ成分
ローズには、抗酸化作用のあるローズポリフェノール、夜寝ている間の肌再生力を高めるローズプラセンタなど、さまざまな成分が含まれていて、解明されていない成分も含めると500種類以上もあります。
そんなローズには、皮脂不足なら皮脂を分泌させる、過剰に分泌されていたら抑制するという優れた作用があります。そのため、あらゆるタイプのニキビにおすすめで、乾燥している肌にも安心して使うことができます。
・セラミド
乾燥肌にできる大人ニキビにおすすめなのが、角層内部にあるセラミドです。角層には、水溶性の天然保湿因子が規則正しく整列されていて、それを固めるように存在しているのが、脂溶性のセラミドです。
角層内部が乱れることで、肌を外部刺激から守っているバリア機能が低下します。ホコリなどの影響を受けやすくなったり、肌のターンオーバーも乱れます。大人ニキビのケアには乾燥肌対策も必須です。
・コラーゲン
エイジングケアや保湿ケアの成分として有名なコラーゲン。ハリや弾力アップに欠かせないコラーゲンは、肌のターンオーバーのサポートもしてくれる成分です。
二キビの炎症によってダメージを受けた皮膚は、メラノサイトでメラニンの生成を行います。それがやがて炎症後色素沈着というシミとなるため、新しい皮膚の生まれ変わりをサポートしてくれるコラーゲンは欠かせない存在です。
年齢とともに減少するコラーゲンは、ビタミンCが生成をサポートしてくれるので、ビタミンC誘導体との併用がおすすめです。
アルコールが配合されていない
アルコールは、「エタノール」と表記されている成分で、殺菌作用が強く防腐剤目的で配合されていることがあります。また、皮膚に付けると、すーっとした清涼感があることから、爽やかな使用感を出すために使われることもあります。
しかし、アルコールは炎症したニキビには、ヒリヒリとした刺激となることもあるほか、揮発性があるため、蒸発しやすい性質があります。蒸発するときに、肌の水分も一緒に蒸発されるので、肌が乾燥しがちになります。
保湿効果がある
乾燥肌にできやすい大人ニキビは、日頃から保湿されたみずみずしいお肌をキープする必要があります。乾燥肌は皮脂が過剰に分泌したり、古い角質が剥がれきれずに、毛穴を詰まらせたりすることで発生します。
大人ニキビの予防には、先にお伝えした「セラミド」や「コラーゲン」などの保湿成分が配合されている化粧水をおすすめします。
お肌に合っている
乾燥肌にできやすい大人ニキビ。乾燥した肌＝バリア機能が低下した肌、なので、刺激に弱く、肌荒れや炎症を起こしやすい敏感肌にも傾きます。
使っていて、ヒリヒリしたり赤くなったりする化粧水は、ニキビを悪化させたり、肌荒れなどの他の肌トラブルを起こす原因になります。
お試しセットなどでお試しする際も、まずはパッチテストをして肌に合うか確認しておきましょう。
大人ニキビのための化粧水おすすめ7選
繰り返し、同じ場所にできやす「大人ニキビ」は、食生活やストレス、生活習慣など、さまざまな要因が複雑に重なっていることも。
ただ、スキンケアもニキビをケアするのに大切なポイントです。スキンケアでは、しっかり保湿をすること、そして炎症を抑えてニキビのできにくい肌へ導いてあげましょう。
1位:シーボディ VCローション
水溶性でありながら、脂質類似構造で作られているビタミンC誘導体を配合したシーボディのVCシリーズの化粧水。
《シーボディVCローションおすすめポイント》
- できてしまったニキビ、今つくられているニキビ、これからできるニキビすべてにアプローチ最新型ビタミンC誘導体と高機能ビタミンA・E誘導体配合
- 角質ケア、アクネ菌抑制に有効な「サリチル酸」「5種の植物性エキス」を配合
- 無香料・無着色・パラベンフリー・アルコールフリー・界面活性剤フリー・鉱物油フリー
・シーボディVCローション商品情報
- 内容量：150ml(約1ヶ月分)
- 価格：8,640円(税込)
- お試し：1週間分 1,800円(税別)＆送料無料
2位:ノブACアクティブ フェイスローション
皮膚臨床医学に基いて開発されている常盤薬品工業のノブの敏感肌のニキビにも積極的にアプローチするノブACアクティブの化粧水「フェイスローション」です。
《ノブACアクティブ フェイスローションおすすめポイント》
- 有効成分「抗炎症作用のあるサリチル酸」「消炎作用のあるアラントイン」配合
- ニキビ予防効果の高い塩酸ピリドキシン配合
- 敏感肌向けのスキンケアのため、保湿成分「リピジュア」「ベタイン」などを配合
- マイルドピーリング効果があり、つけるだけで角質ケアができる
- アクネ菌の増殖を抑制するためのpH3.5処方でニキビが悪化しにくい環境へ導いてくれる
・ノブACアクティブ フェイスローション商品情報
- 内容量：135ml(約1～1.5ヶ月分)
- 通常価格：3,240円(税込)
- お試しセット：7日間分 1,500円(税抜)、送料無料＆豪華3点プレゼントあり！
3位:HANAオーガニック フローラルドロップ
天然ローズ100％から抽出したローズ成分がまるごと詰まったダマスクローズウォーターが主成分のHANAオーガニックのフローラルドロップ。
《HANAオーガニック フローラルドロップおすすめポイント》
- 秘めた効果を持つローズには、皮脂分泌量を調整する効果もありニキビケアにもおすすめ
- 女性ホルモンにアプローチしてくれる精油の効果でホルモンバランスの崩れによるニキビも予防
- 完全オーガニックコスメなので敏感肌や妊娠中のニキビケアにもおすすめ
- ミストタイプでいつでもどこでも使いやすい
・HANAオーガニック フローラルドロップ商品情報
- 内容量：80ml(約1ヶ月分)
- 通常価格：3,334円(税別)
- お試しセット：7日間分 1,480円(税込)＆送料無料
4位:オルビス 薬用 クリアローション(医薬部外品)
月1回のお肌の不調期は、肌のバリア機能が低下していたという新事実に着目して開発されたオルビスの大人ニキビケアシリーズ。
《オルビス 薬用 クリアローション(医薬部外品) おすすめポイント》
- 肌のバリア機能を高める紫根エキスを配合しニキビのできにくい抵抗力のある肌へ導いてくれる
- ニキビ・肌荒れの炎症を抑制する甘草エキス配合
- 乾燥ストレスから肌を守るオイルカットの高保湿成分配合
・オルビス 薬用 クリアローション(医薬部外品) 商品情報
- 内容量：180ml(約3ヵ月分)
- 通常価格：1,620円(税込)
- お試しセット：3週間分 1,296円(税込)＆送料無料 30日内返品可
5位:ファンケル アクネケア 化粧液
無添加化粧品であるファンケルのニキビケアシリーズ、アクネケア化粧液。
《FANCLアクネケア化粧液おすすめポイント》
- サリチル酸などの刺激の強い殺菌剤を使用せず、肌のバリア機能を高めながら、今あるニキビのケア、ニキビができにくい肌質へ導いてくれる
- ニキビ跡になるメラニン色素の生成も抑えてくれる
- 部分的に使用するエッセンスや洗顔料は思春期ニキビにもおすすめ
・ファンケル アクネケア 化粧液 商品情報
- 内容量：30ml(約１ヶ月)
- 通常価格：1,620円(税込)
- お試しセット：１ヶ月分 1,000円(税込)、送料無料＆無期限返品保証付き
6位:ラ・ミューテ エンリッチ化粧水
女性ホルモンに着目して大人ニキビのケアをしてくれる最高級ダマスクローズを使ったラ・ミューテのエンリッチ化粧水。
《ラ・ミューテ エンリッチ化粧水おすすめポイント》
- 最高級ダマスクローズを独自の蒸留＆熟成。一般的な蒸留法に比べて、約3倍もの美容成分が含まれる
- 真皮層の潤いに欠かせない、ヒアルロン酸とコラーゲンを超微粒子のナノ化にして配合
- パラベンや石油系合成界面活性剤、アルコール、鉱物油、合成着色料など、肌への負担となる成分を排除
・ラ・ミューテ エンリッチ化粧水 商品情報
- 内容量：100ml(約1.5～2ヶ月分)
- 通常価格：6,300円(税抜)
- お試しセット：本商品3点セット(通常価格：17,100円) 半額→8,550円(税抜)、送料無料＆180日間返金保証付き ※肌タイプ別スキンケアサポート付き
7位:ルナメアAC スキンコンディショナー
30代の女性の大人ニキビのケアのために開発されたルナメアACの化粧水「スキンコンディショナー」。
《ルナメアACスキンコンディショナーおすすめポイント》
- ニキビ予防有効成分「グリチルレチン酸ステアリル」をフジフイルム独自の技術でナノ化。
- 潤い成分「天然ビタミンE」「大豆リン脂質」「グリセリン」をミックスした「アクネシューター(R)」を配合
- ハーブ由来の潤い成分、セイヨウナシ果汁発酵液、ヒオウギ抽出液、ビルベリー葉エキス、アーティチョークエキスを配合
- ノーマルタイプとしっとりタイプがあり、好みの使用感や乾燥の度合いによって選べる
・ルナメアACスキンコンディショナー商品情報
- 内容量：120ml(約1.5～2ヶ月分)
- 通常価格：2,376円(税込)
- お試しセット：7日間分 1,000円(税別)＆送料無料、化粧水しっとりタイプ2回分付き
乾燥大人ニキビのスキンケアで気をつけること
乾燥肌や敏感肌にもできやすい大人ニキビのスキンケアで気をつけることも参考にしてみてくださいね。
強い洗浄力の洗顔料に注意
一般的な洗顔フォームには、合成界面活性剤という強い洗浄剤が配合されています。
合成界面活性剤は、皮膚の潤い、バリア機能に必要な皮脂も洗い流してしまう成分です。
洗顔フォームによって、バリア機能が壊された肌のトラブル被害も大変多くなっています。
石鹸には、そうした合成界面活性剤が配合されていないので、肌に不要な皮脂や汚れだけを取り除きます。
また、皮膚のバリアとして肌を守っている「皮膚常在菌」の存在も忘れてはいけません。合成界面活性剤は、皮膚常在菌のバランスも崩してしまい、ニキビができやすい肌にしていしまいます。
肌が乾燥しやすい、肌荒れ、ニキビなどの肌トラブルを繰り返しているという方は、まず洗顔料の見直しから始めましょう。
スクラブ剤やピーリング剤の使用に注意
古い角質のケアは、ニキビのケアに必要ですが、やり過ぎは禁物です。
皮膚のターンオーバーは、約28日周期で繰り返されています。通常は、自然と古い角質が剥がれますが、加齢、ストレス、寝不足などが原因で、古い角質が肌表面に残ります。
しかし、それを取り除こうと、スクラブ剤やピーリング剤を使い過ぎると、まだできあがっていない未熟な皮膚が露出されるので、肌が無防備な状態にさらされます。
まさにバリア機能がまったくなくなっている状態で、外部刺激の影響を受けやすくなります。
スクラブ剤やピーリング剤の使用は、せめて3～4週間に1回のペースで行うようにしましょう。
ニキビを予防するための３つの生活習慣
スキンケアも大切ですが、生活習慣の見直しも必要です。まずは、３つのポイントを抑えて、ご自身の生活習慣の見直しをしてみてください。
１．睡眠不足、夜更かしに注意
睡眠不足や夜更かしは、ホルモンバランスが乱れる原因です。
女性は、少ないですが男性ホルモンも分泌されます。それが、寝不足やストレスを溜めることで、男性ホルモンが過剰に分泌されます。
男性ホルモンは、皮脂分泌を促してしまうので、ニキビができやすくなります。
寝付きが悪いという方は、夜は間接照明で過ごす、携帯電話やパソコンの画面は見ない、温かいカモミールなどのリラックス効果のあるハーブティーを飲むなどして、質のいい睡眠が取れるよう、生活習慣を見なおしてみましょう。
朝、早く起きて、朝日を浴びることも効果的です。
２．便秘体質の改善
老廃物は、尿、便、汗、呼吸で排出されています。
その中でも、尿や便で排出される老廃物は大量です。それが、便秘で排出されていないと、腸には有害ガスが溜まり、血液を通して全身を巡ります。
老廃物が排出先を探して、毛穴から排出しようとして、ニキビを発生させてしまいます。
また、顔は内蔵の鏡と言われていて、胃腸が弱ると口の周りにニキビができやすくなるため、腸内環境の改善はニキビケアには必要不可欠なのです。
３．ストレスを溜め込まない
過度なストレスは、いつも脳が緊張状態で、交感神経が優位になっている状態です。
人間の体は、交感神経と副交感神経が交互に優位になるのが通常で、夜になるとおやすみモードの副交感神経が優位になります。
仕事や人間関係の悩みがつねにあり、交感神経が優位になったままだと、睡眠の質が悪くなったり、ストレスによる暴飲暴食が増えたりして、ニキビができやすい状態になります。
ストレスはニキビケアの最大の敵と言ってもいいほど、お肌に与える悪影響は大です。
お休みの日は、友達とおしゃべりしたり、マッサージなどでリラックスする時間を作って、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
まとめ
繰り返すニキビで悩んでいる方は、化粧水、洗顔料のスキンケアにも気をつけたいですが、まずは生活習慣を見なおしてみましょう。
厄介なニキビは、シミや凸凹のクレーター状のニキビ跡の原因にもなります。
できてしまったニキビは早めに対処して、長引かせないようにしましょう。
