尾崎まり江
皮膚が薄くトラブルを起こしやす「デリケートゾーン」。かぶれや痒みなど、人には相談しにくい悩みを抱えている人も多いですよね。
最近は、素材にこだわったオーガニックコットンを使用したナプキンも増えてきました。そこで、今回は、ドラッグストアでも購入できるオーガニックナプキンをご紹介しますね。
動画でもご覧いただけます。
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https://youtu.be/IUaotJxDzzQ
オーガニックナプキンと一般的なナプキンの違い
オーガニックナプキンは、肌に触れる表面の素材に「オーガニックコットン」が使われています。
オーガニックコットンは、肌触りがよく、肌に優しいのが特徴です。
一般的なナプキンの多くが表面に、ポリエステルやポリエチレンといった化学繊維を使用しています。
肌が弱い人は、デリケートゾーンでなくても、化学繊維の下着やタイツでも痒くなったり、かぶれたりします。私も、タイツは綿素材のものを愛用しています。
ただ吸水性に優れているナプキンが多く、オーガニックコットンのナプキンに比べて、取り替える頻度が少なくて済むというメリットがあります。その分、蒸れたり、かぶれたりする原因にもなります。
オーガニックナプキン | 一般的なナプキン | |
取り替え頻度 | こまめな取り替えが必要 | 取り替え頻度が少なくていい |
肌への優しさ | 肌触りが良く肌に優しい | 化学繊維なのでかぶれやすい |
価格 | やや高め | 低価格 |
持ち運び | ややボリュームがある | 薄いものが多く持ち運びに便利 |
オーガニックナプキンのメリット
オーガニックコットンのナプキンといえば、布ナプキンもありますが、やはり、使い捨てのオーガニックナプキンなら、外出や旅行先でも便利です。
またコットン素材は、肌に優しいのはもちろん、通気性もいいので、蒸れによるかぶれを防ぐことができます。
また、ポリマー(高分子吸収剤)不使用のナプキンもあるため、ポリマーによる影響が気になる方にも安心です。
ポリマー(高分子吸収剤)は不使用なものがいいのか?
ポリマーとは、一般的な生理用品に使われている「高吸収ポリマー」のことで、その名のとおり、経血やおりものを吸収してゲル状に固める石油由来原材料です。
これが皮膚から吸収されるとか、冷えや婦人科系のトラブルの原因と言われたりして、布ナプキンが推奨されることがありますが、そういうことはないという専門家もいるので、あまり神経質になる必要はないかと思います。
どうしても気になるようであれば、ノンポリマー(高分子吸水剤不使用)のオーガニックナプキンもあるので、そうしたものを選ぶようにしましょう。
ポリマーは、吸水性に優れているので、長時間ナプキンを変えなくても漏れないというメリットがあるので、睡眠時、アウトドアなどシーンごとに使い分けてもいいでしょう。
おすすめのオーガニックナプキン5選
あまりドラッグストアでは置いてないオーガニックナプキンもありますが、ここでは、誰にでもすぐに手に入りやすいオーガニックナプキンをご紹介しますね。
①うさぎのオーガニックコットンナプキン&ライナー
コットンラボのうさぎのイラストが可愛いオーガニックコットンナプキン&ライナー。
写真は、ライナーです。ナプキンは、ふんわりしていて気持ちいいのですが、ボリュームがあって嵩張ることと、ショーツ側の粘着がすごくて、ずれないけど、剥がしにくいのがデメリットかな。
商品の特長
- 無農薬有機栽培のオーガニックコットン100%使用
- 漂白処理を行っているが、体と環境に優しい過酸化水素漂白※1を採用
- ノンポリマー
②ナチュラムーン 生理用ナプキン&おりもの専用シート
3年間農薬や化学肥料を使わないで栽培された農地で、農薬や化学肥料を使わないで生産された綿花が原料のオーガニックコットン使用。
高分子吸収剤を使わない代わりに、ふかふかの綿状パルプを使用して、吸収力にもこだわっています。
商品の特長
- 肌に触れる面は100%オーガニックコットン素材
- 漂白処理を行っているが、体と環境に優しい過酸化水素漂白※1を採用
- 昼用(羽つき・羽なし)、夜用、おりもの専用シートの4タイプあり
③ソフィはだおもい オーガニックコットン100%
ソフィのオーガニックコットンを使用した「はだおもい」。高分子吸水剤不使用ですが、表面を凹凸加工にして、経血があ肌に触れる面積をカットしているので、不快感が軽減されています。
また、吸水性が高いコットン素材のため、汗による蒸れも防げます。また、横幅が大きめなのも安心感があります。
オーガニックコットン使用のナプキンにしては、薄めなので持ち運びに便利です。
商品の特長
- 肌に触れる面は100%オーガニックコットン素材
- ノンポリマー(高分子吸水剤不使用)
- 羽なし(23cm)、羽つき(23cm、26cm)の3タイプあり
④大王製紙 ネイチャリス
アメリカテキサス州のオーガニックコットンマーケティング協会(TOCMC)のメンバーが栽培しているオーガニックコットン原綿を使用。その証明のマークも印字されている。
(株)マツモトキヨシホールディングスのオリジナル商品で、マツキヨで購入できます。
ふんわりした表面は、肌触りがよく気持ちよく付けていられます。吸収体にはポリマーを配合しているタイプなので、経血をしっかり吸収して、サラッと快適に過ごせます。
商品の特長
- 肌に触れる面は100%オーガニックコットン素材
- 羽つき(20.5cm、24cm、27cm)の3つのサイズ展開
⑤サラサーティ コットン100
こちらは生理日以外で使うパンティライナーです。オーガニックの記載はありませんが、100%天然コットンを使用していて、アトピー協会認証のマークも印字されています。
全面通気性のバックシートで、湿気や空気を外に逃してくれるので、デリケートゾーンの蒸れを防いでくれます。
商品の特長
- 100%天然の高品質コットンを使用
- 空気を含んだふわふわシート
- 表面シートは接着剤を使わず水だけで繊維を編み込むノーバインダー製法で敏感肌にも優しい
※1:過酸化水素はの漂白ごは、酸素と水に分解されるため、人体や自然環境への影響がない
災害時に持っておくと安心「布ナプキン」
お肌に優しい、月経痛が緩和されるなどの婦人科系トラブルにもいいと言われる「布ナプキン」。
私も一時期、使ってみましたが、やっぱり使い捨てが便利で続きませんでした。
ただ、今回コロナウィルス騒動があって、ナプキンまでもが手に入らないという状況があり、改めて、災害時の対処についても考えてみました。
ある程度、ナプキンをストックしておくことも大切ですが、万が一の時のために、布ナプキンを持っておくのも安心です。
使い方や使用感に慣れておくためにも、ときどき布ナプキンを使っておくと、急に必要になったときも安心です。
まとめ
自然素材が見直されてきているので、こうしたオーガニックコットン使用のナプキンやおりもの専用シートも増えてきました。
デリケートゾーンは、日頃からトイレットペーパーやムダ毛による摩擦で、刺激を受けていることが多い部分です。
皮膚が薄いこともあって、乾燥、痒み、かぶれなどの原因にもなります。少しでも刺激を軽減
するためにも、ナプキンやパンティライナーの素材を見直してみるきっかけになれば嬉しいです。