尾崎まり江
与えるのではなく、肌本来の機能を高めるスキンケア「オルビスユー」は、2018年秋、新しく生まれ変わります。そこで、新しくなったオルビスユーを一足早く体感してきました!
テクスチャーにもとことんこだわった新オルビスユーについて、レポートしていきます!
2018年10月 生まれ変わる新オルビスユーとは?
オイルカット、水環境による酵素活性と、ブランド誕生以来「肌に備わる”自ら美しくなろうとする力”」を見つめて挑戦してきたオルビスユーが、2018年10月、さらに進化して生まれ変わります。
・新オルビスユーは細胞レベルで肌を鍛える!「細胞フィットネス」がコンセプト
年齢を重ねていくとどうしても細胞が衰えていきます。だけど、歳だから…とあきらめたくないのが女性の本音。そんな多くの女性の願いを叶えてくれるのが新オルビスユー。
オイルカット、水環境による酵素活性を経て、さらなる挑戦は「細胞レベルで肌を鍛える細胞フィットネス」。
歳だからとあきらめなくていい。30年以上の肌科学研究の結果、私たち本体の美しさを今まで以上に引き出してくれる♪「歳を重ねていくごとにキレイになっていく」スキンケアが誕生したのです。
・真皮の線維芽細胞増殖に関係する「アクアポリン」
「細胞レベルで肌を鍛える細胞フィットネス」とは?
細胞レベルで肌を鍛えるとはどういうことなのでしょうか?新オルビスユーが着目したのは「アクアポリン」。まずは、アクアポリンについて、そしてアクアポリンの必要性について解説していきます。
《アクアポリンとは?》
最近、美容業界でも注目されているのが「アクアポリン」。アクアポリンは、私たちが生きていく上で、必要不可欠な水を通す「水の通り道」のことです。
たんぱく質で構成されていて、細胞の内と外を隔てる「細胞膜」に存在しています。水分子を通過させて、細胞に水の出し入れが行われています。
《アクアポリンが線維芽細胞の増殖に関係!?》
私たちの肌の本体と言える「真皮層」は、コラーゲンやエラスチンなどのたんぱく質でできた繊維が網目状に存在しています。その間に、高い保水力を持つヒアルロン酸などがあり、肌の弾力を作り出しています。
これら真皮層に存在する成分を生み出しているのが「線維芽細胞」。線維芽細胞が活発に働いていると、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが生成されて、ハリや弾力のある肌を保つことができます。
この若々しい肌を保つために必要な「線維芽細胞」の増殖にアクアポリンが関係していることを、オルビスが発見。
アクアポリンが少ないと、線維芽細胞の増殖が鈍って、活動も低下してしまうことが研究の結果分かったそうです。
《アクアポリンはどうして減少する?》
線維芽細胞の増殖や活動を活発にしてくれるなら、アクアポリンがいっぱいある方がいい!けど、年齢とともに減少するのでしょうか?
今回の研究では、なぜアクアポリンが減少するのか?という原因も追究されています。その結果、
日常生活における、紫外線、大気汚染、肥満、過度の運動、心的ストレスなどによって発生した「酸化ストレス(活性酸素)」に、線維芽細胞がさらされると、アクアポリンが減少してしまうことが明らかに!
なので、線維芽細胞が酸化ストレスに負けず、活発に増殖したり活動するには、アクアポリンを増やしておくことが必要だと考えられています。
《線維芽細胞のアクアポリンを増やすエキス》
ここでようやく線維芽細胞のアクアポリンを増やすエキスについてです。
線維芽細胞のアクアポリンを増やす成分はなにか?と探索した結果、たどり着いたのが、ヤグルマギクエキスとアマモエキス。
アクアポリンには、0~12まで13種類あることが報告されているそうですが、ヤグルマギクエキスは、線維芽細胞の「アクアポリン1」を約3倍、アマモエキスは、「アクアポリン3」を約2倍まで増やすことができたそうです。
ヤグルマギク…地中海沿岸に分布する草花。ギリシャ神話に登場する半人半獣のケンタウルスが傷を負った際にヤグルマギクの葉で治したという伝説がある。
アマモ…沿岸部に生息する海藻の一種。多くの生き物の産卵場所や生息場所になるため、「生き物のゆりかご」と言われている。生物の多様性や水質維持のためにも大切な役割を果たしている。近年、東京湾をはじめ、日本各地でアマモを増やし、海の環境を改善する活動も活発になっている。
《オルビスユーに配合!アクアポリンにアプローチする独自成分「キーポリンブースター」》
線維芽細胞のアクアポリンを増殖させるために配合されたのが、独自成分「キーポリンブースター」。
「キーポリンブースター」は、アマモエキス、モモ葉エキス、ヤグルマギク花エキス、これら3つの成分で構成されている複合成分です。
このキーポリンブースターがオルビスユーの全商品に配合されています。細胞内外に水分子が循環して、細胞内部までうるおいで満たされることで、セルフコントロールできる自立した肌へ導きます。
・新オルビスユーがこだわったテクスチャー
女性にとって、スキンケアは毎日使うもの。お肌にいいのはもちろんだけど、心地よく使えることも重要。
新しいオルビスユーは、
「肌だけでなく気持ちまで前向きにするスキンケアを作りたい」という想いから、心地よいテクスチャーも追究。
・新オルビスユーの商品ラインナップ
①オルビスユー ウォッシュ(洗顔料)
②オルビスユー ローション(化粧水)
③オルビスユー モイスチャー(保湿クリーム)
容器のデザインも一新!シンプルな白を基調とした生活に溶け込むデザイン
新オルビスユーは、白を基調としたシンプルなデザイン。ローションとモイスチャーのフタは、前向きになれるようなイメージがするツンッと角が立ったデザイン。
洗面所やドレッサーに出しっぱなしでも、生活感を感じさせない、おしゃれさが素敵です。
新オルビスユーの洗顔料、化粧水、クリームの口コミレビュー
一足早く、新しくなったオルビスユーを使わせていただきました。ウォッシュ(洗顔料)、ローション(化粧水)、モイスチャー(保湿クリーム)のシンプルなケア。
こだわりのテクスチャーや使用感、お肌の変化など詳しくレビューしていきます。
・オルビスユー ウォッシュの口コミレビュー
モロッコの溶岩クレイが配合されていて、毛穴の汚れや皮脂など、肌くすみの原因を取り除いてくれる洗顔料。
特長的なのは、うるおいを肌に引き込む保湿成分「ハイドロキャッチ成分」が、次に使う化粧水の浸透を高めてくれる「ブースター的役割」も果たしてくれること。
容器は、カチッと片手でも開けられるタイプ。
ツヤのあるクリーミーなテクスチャー。
手でも泡立てられますが、私は、泡立てネットに1㎝ほど取り出して、ぬるま湯を少し足して、くしゅくしゅと泡立てます。
キメの細かいふわっふわの泡が完成。
逆さまにしても落ちない、弾力性のある泡です。
押してもなかなかへたれない泡は、
肌に乗せると、柔らかくふわふわした感じがとっても気持ちいい~♪
そっと泡の上からくるくると洗顔して洗い流すと、肌がきゅっとしてスッキリ汚れが落ちた感じ!
くすみが抜けて、肌が明るくなるのがうれしい♪
・オルビスユー ローションの口コミレビュー
「美しい肌は水環境でこそ引き出せる」という科学的知見に基づいて、30年以上、水の力にこだわって、徹底的に研究し続けてきたオルビス。その結果、たどり着いたのが「濃密ウォータージェリー」という保湿成分。
水系成分でありながら、まるで「水ワセリン」のように、リッチでコクのある感触が特長。
この濃密ウォータージェリーが、肌の奥までしっかり潤いを届けてくれるそう。
ツンっととがったデザインのフタは、手が滑らず開けやすい。そういう意図はなかったみたいだけど(笑)
テクスチャーは、まず取り出した瞬間は、とろっとしています。私が撮った写真でどこまで伝わるか分かりませんが、横から撮影すると、とろっとした化粧水でこんもり盛り上がってます。
これが、肌に乗せた瞬間に「パシャ」と弾けます。
とろっとした化粧水って、とろっとしたまま肌の上でヌルヌルしているものもあって、そういうのが苦手ですが、オルビスユーのローションは、パシャっと弾けたら、みずみずしく肌にすーっとなじんでいきます。
だから、肌表面でヌルヌルしたり、べたべたすることがなくて、内側からもっちりした肌になる感じ。
ぱしゃっとした後は、美容成分が浸透して、その上でしっとり潤いヴェールになるので、保湿力が持続してくれるように感じます。
ローションは、肌になじませた後、手で顔全体を5秒ほどおさえるようにハンドプレスすることで、さらに浸透感が高まって、くすみのない血色感がアップした肌に仕上がります♪
・オルビスユー モイスチャーの口コミレビュー
3つ目のステップは、モイスチャー。スフレチーズから着想したというテクスチャーは、しっとりふわふわ!
気持ちよくて、容器に手を入れて何度も触りたい!みたいな。
ふんわり軽く、肌に乗せると、濃密でありながら、みずみずしいテクスチャーに変化していく感じが不思議。
肌なじみがよくて、内側と外側からしっかり潤っていく感じを実感できます。量は少なめでも十分。私は、たっぷりめに化粧水を使って、クリームはフタをする程度って感じなので。
べたつきがなく、メイク前にも邪魔になりません。最初は物足りなく感じるかも?と思ったけど、意外と、日中の乾燥も気にならないので、ちゃんと保湿されているなって感じてます。
・オルビスユー3点を使ってみた感想
ブースター的役割もしてくれるウォッシュのおかげもあるのか、化粧水の「とろぱしゃ」効果なのか、とにかく肌にすーっと浸透して、内側から潤っていくのを感じます。
ローションもモイスチャーも、肌に乗せるとみずみずしくなって、付けた後のべたつきやヌルヌルの不快感がないので、本当の心地よく使えます。
まだ1週間ほどしか使っていないけど、肌の乾燥が気にならなくなって、元気になっていく感じがします。シンプルなケアで、ここまでお肌の調子がいいと嬉しくなりますね。
オルビスユー 全成分
《全品共通》
●無油分、無香料、無着色●キーポリンブースター(ヤグルマギク花エキス・アマモエキス・モモ葉エキス)配合=肌にうるおいとハリ感を与える保湿成分●アルコールフリー
《オルビスユー ウォッシュの全成分》
水、グリセリン、ミリスチン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、水酸化K、ステアリン酸、マルチトール、デシルグルコシド、モロッコ溶岩クレイ、ヤグルマギク花エキス、モモ葉エキス、アマモエキス、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-39、BG、DPG、セルロースガム
モロッコ溶岩クレイ=汚れを吸着する洗浄成分・ハイドロキャッチ成分(ポリクオタニウム-7)配合=保湿成分
《オルビスユー ローションの全成分》
水、BG、グリセリン、ジグリセリン、プロパンジオール、PPG-24グリセレス-24、ヤグルマギク花エキス、モモ葉エキス、アマモエキス、シナノキエキス、PEG-75、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、PEG-400、(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10、キサンタンガム、カルボマー、水酸化K、フェノキシエタノール、メチルパラベン
弱酸性・界面活性剤不使用・濃密ウォータージェリー配合(PEG-75、プロパンジオール)=保湿成分・シナノキエキス配合=保湿成分・高浸透うるおいジェリー処方
《オルビスユー モイスチャーの全成分》
水、グリセリン、BG、ジグリセリン、PPG-24グリセレス-24、ヤグルマギク花エキス、モモ葉エキス、アマモエキス、カラスムギ穀粒エキス、PEG-75、プロパンジオール、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、PEG-150、(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10、アクリル酸Naグラフトデンプン、酸化チタン、カルボマー、ベントナイト、水酸化K、フェノキシエタノール、メチルパラベン
弱酸性・界面活性剤不使用・濃密ウォータージェリー配合(PEG-75、プロパンジオール)=保湿成分・ハリヴェール成分(カラスムギ穀粒エキス)配合=ハリ成分
まとめ
今回は、オルビスユーのリニューアル発表の内容と実際に新オルビスユーを使ってみた感想をご紹介しました。
価格の手ごろ感もそのままで、どんどん進化していくコスメブランド。肌にいいだけじゃなく、心地よさやデザインなど、オルビスユーのこだわりがぎゅぎゅーっと詰まっている感じがしました。
肌が元気になって調子がいいと、なんだか心も元気になって前向きになっていくような感じがしています。
今は、まだリニューアル前のトライアルが購入できます。2018年10月、新しくなるオルビスユーを楽しみにしていてくださいね。