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数年前、皮膚科で処方される医療用医薬品「ヒルドイド」を美容目的で使用する女性が増え、国の健康保険財政を圧迫しかねないと大きな社会問題になったことも記憶に新しい昨今。
そのような背景から生まれたのが、有名ドラッグストア「マツモトキヨシ」のオリジナルブランド「matsukiyo」の「ヒルメナイド油性クリーム」と「ヒルメナイドローション」です。
「ヒルドイド」と同じ成分である「ヘパリン類似物質」が配合されているとのことで、発売当初からSNSや美容メディアを中心に話題沸騰! 今回はそんな「matsukiyo」の「ヒルメナイド油性クリーム」と「ヒルメナイドローション」についてご紹介させていただきます。
この記事はこんなあなたにおすすめ
- 顔だけでなく手足も乾燥しがちで、一日中保湿クリームが手放せない
- 子どもの手足や体の乾燥が気になっており、幼い子に使える乾燥肌用アイテムを探している
- 「ヒルドイド」が話題になっていた時期から、同成分で使えるアイテムがないか気になっていた
- 「matsukiyo」のヒルメナイドシリーズの評判を知り、購入を迷っている
季節関係なく、一年を通して乾燥肌である女性の中には、バリア機能が低下し、肌が敏感になっていることから、保湿をしたくてもなかなか自分に合うアイテムに出会えないという方も多いかもしれません。
また自分だけでなく、子どもも乾燥肌体質であり、わが子がつらそうにしている姿を見ると、こちらまでいたたまれない気分になってしまうこともあるでしょう。
そんな乾燥肌に悩む子どもから大人まで、年齢関係なく使用できるのが「matsukiyo」のヒルメナイドシリーズです。
美容効果があると話題になった「ヒルドイド」とは?
ヒルドイドは、病院で皮膚の乾燥に処方されれる塗り薬です。小児〜高齢者まで、幅広い年齢層に処方される保湿剤の代表です。
クリーム、ソフト軟膏、ローション、フォームの4つのタイプがあります。
ヒルドイドの作用と効果
皮膚を保湿する作用があり、乾燥性の症状を軽減します。
また、使用した部位の血行を促進して、血行障害による痛みや腫れも軽くしてくれます。
一般的に、凍瘡(しもやけ)、瘢痕(できものや傷の治った痕)、ケロイド、指掌角皮症、皮脂欠乏症などの治療に使われています。
ヒルドイドの副作用について
薬には、効果がある反面、副作用もあります。ヒルドイドの副作用として考えられる下記のような症状に気付いたら、担当の医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
皮膚炎、かゆみ、発赤、潮紅、皮膚刺激感、紫斑など
ヒルメナイドに配合の「ヘパリン類似物質」とは?
画像引用:matsukiyo公式サイト
まず多くの方が気になるのが「matsukiyo」のヒルメナイドシリーズに配合されている「ヘパリン類似物質」とは、一体何なのか? ということではないでしょうか。
一言でいってしまうと、この「ヘパリン類似物質」には水分を保つ力があるため、配合することにより高い保湿力が期待できる成分なのです。
そもそも「ヘパリン類似物質」は、人間の体内にもともと存在する「ヘパリン」に似た成分で、保湿、血行促進、抗炎症作用の働きがあります。
そのため肌表面に長くとどまって肌から水分が逃げるのを防いでくれます。同時に外部の刺激から肌を守ってくれるため、バリア機能が整った肌本来の姿を取り戻し、乾燥肌の改善へと導いてくれるのです。
ヒルメナイドとヒルドイドの成分を比較
ヒルメナイド | ヒルドイド | |
共通成分 | ヘパリン類似物質:0.3g(100g中) | |
ローション(添加物) | グリセリン スクワラン 流動パラフィン ワセリン セレシン サラシミツロウ グリセリン脂肪酸エステル ポリオキシエチレンオレイルエーテル 硫酸Mg パラベン | グリセリン 白色ワセリン スクワラン セタノール 還元ラノリン セトマクロゴール1000 モノステアリン酸グリセリン パラオキシ安息香酸エチル パラオキシ安息香酸プロピル カルボキシビニルポリマー ジイソプロパノールアミン |
クリーム(添加物) | ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル グリセリン プロピレングリコール 中鎖脂肪酸トリグリセリド 流動パラフィン スクワラン ジメチルポリシロキサン パラベン エデト酸Na カルボキシビニルポリマー ポリアクリル酸Na ジイソプロパノールアミン | グリセリン ステアリン酸 水酸化カリウム 白色ワセリン ラノリンアルコール セトステアリルアルコール セトステアリルアルコール・セトステアリル硫酸ナトリウム混合物 ミリスチルアルコール パラオキシ安息香酸メチル パラオキシ安息香酸プロピル イソプロパノール |
「matsukiyo」の「ヒルメナイドローション」の口コミレビュー
2019年6月に発売されたばかりの「matsukiyo」の「ヒルメナイドローション」。
こちらの「ヒルメナイドローション」は「ヘパリン類似物質」により高い保湿力が期待できる保湿乳液であると同時に、「ヘパリン類似物質」のみの単一処方であるため、無香料、無着色、ステロイドフリー、エタノールフリー。子どもから大人はもちろん、幼い赤ちゃんにも使用していただけます。
パッケージは細口のボトルタイプ。両側を指先で押すと中身がすっと出てくるため、子どもの力でも簡単に取り出すことができます。
テクスチャーはさらりとした乳液タイプで、伸びも良く、子どもの力でも簡単に気になる部分へと伸ばし、なじませることができます。
また伸ばし終えた後の肌なじみも良いので、べたつきが気になるアイテムが苦手である方はもちろん、子どもの体に塗ってすぐに服を着せてあげることもできそうです。
「matsukiyo」の「ヒルメナイド油性クリーム」の口コミレビュー
2018年に発売されて以来、大人気の「matsukiyo」の「ヒルメナイド油性クリーム」。お客様からの要望もあり、2019年には大容量サイズも発売されたほど、「matsukiyo」ブランドにおいて欠かせない定番アイテムとなっています。
こちらも「ヒルメナイドローション」同様、「ヘパリン類似物質」のみの単一処方の、無香料、無着色、ステロイドフリー、エタノールフリーであるため、赤ちゃんから大人まで、年齢問わずに使用することができます。
パッケージはチューブタイプ。「ヒルメナイドローション」と同じく、指の腹で軽く押すと中身が出てくるため、子どもの力でも簡単に取り出すことができます。
ただ、誤って出しすぎてしまう可能性もあるため、お子様に使用する際は、大人の方が必要分だけ取り出してあげる方が安心かもしれません。
テクスチャーは「ヒルメナイドローション」とは違い、かなり重みがあります。肌の上で伸ばせば伸ばすほど、重みが増してくるため、お子様に使用する際は大人の方が塗ってあげるようにしましょう。
また「ヒルメナイド油性クリーム」は、名前のとおり油性ベースであることから、塗り終えた直後はかなりのべたつきが残ります。
べたつきが苦手であるという方は、指先ではなく、手のひら全体を使ってクリームの伸びを高め、なじみをよくする。もしくは清潔なガーゼに「ヒルメナイド油性クリーム」を伸ばし、乾燥が気になる箇所に貼りつける
という2点の方法が公式サイトで推奨されているため、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考:マツモトキヨシ公式サイト
https://www.matsukiyo.co.jp/sp/matsukiyo/pickup/180920_hirnenide
ヒルメナイドみんなの口コミは?
ヒルメナイドローションや油性クリームの一般的な口コミをまとめてみました。
ヒルメナイドの評判のいい口コミ
乾燥が気になる女性の口コミは、評判がよく、もともとヒルドイドを使っていた人からも同じように使えるとの口コミが見受けられました。
ただ、肌に合わなかったという口コミもありましたので、そちらも参考までに見ておいて下さいね。
ヒルメナイドの評判がイマイチな口コミ
医薬品であると言っても、製品の状態を安定させるためにも、パラベン(防腐剤)が配合されていたり、その他にも添加物が配合されています。
敏感肌や何か合わない成分が含まれている場合、お肌に異常をきたす場合があるので、その場合は、すぐに中止しましょう。
「matsukiyo」のヒルメナイドシリーズはこんな肌悩みにおすすめ
乾燥肌の方の心強い味方となってくれる「matsukiyo」のヒルメナイドシリーズは、基本的に乾燥が気になる、顔、手足、体への使用が推奨されています。
ただ、その他にも効能・効果として「ひじ、ひざ、かかと、くるぶしの角化症」「ひび、あかぎれ」「しもやけ(ただれを除く)」など、肌の乾燥以外にも使用が可能となっております。
そのため乾燥肌の保湿対策はもちろん、ひざやかかとの角質ケア、冬場に起こる手足のひび割れ、かゆみ、粉吹きなど、さまざまな場面で活躍するアイテムです。
また家族で長期の旅行に出かける際、突然、子どもが移動中や滞在先で肌荒れを起こすなどのトラブルに遭遇する状況も珍しくはありません。
もちろん自己判断での使用は控え、医療機関を受診することが第一ですが、「乾燥によるかゆみやひび割れ」など原因がわかる範囲内であれば、これ1本をバッグに入れておくだけでも安心して旅行を楽しむことができるのではないでしょうか。
ヒルメナイドローション&油性クリームの効能効果
手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず・やけどのあとの皮ふのしこり・つっぱり(顔面を除く)、打身、ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛
ヒルメナイドの使い方&保管方法
ヒルメナイドローション&油性クリームの使い方
1日1〜数回、適量を患部に擦り込むか、またはガーゼ等にのばして貼ります。
外用にのみ使用し、小児に使用させる場合は、保護者指導監督のもと使用させるようにしましょう。
ヒルメナイドの保管方法や取り扱い注意事項
- 直射日光の当たらない涼しいところに密栓して保管すること
- 小児の手の届かないところに保管すること
- 他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり、品質が変わるため)
- 使用期限を過ぎたら使用しないこと
「matsukiyo」の「ヒルメナイドローション」&「ヒルメナイド油性クリーム」はどこで買える?
肌本来のバリア機能を整え、乾燥肌を改善に導くだけでなく、親子そろって一緒に使える「matsukiyo」の「ヒルメナイドローション」と「ヒルメナイド油性クリーム」は、全国のマツモトキヨシ店舗とオンラインショップにて購入が可能です。
長年、乾燥肌に悩まされているという方は、一度、店舗やネットにてチェックしてみてはいかがでしょうか。
【ヒルメナイドローション】
- 内容量 50g
- 価格 1,280円(税込)
【ヒルメナイド油性クリーム】
- 内容量 50g
- 価格 1,280円(税込)
まとめ
夏の強い紫外線ダメージにより、これからやってくる秋冬は今まで以上に肌の乾燥が気になりやすい季節となります。
また肌の乾燥は小じわやくすみの原因になるだけでなく、指先のひび割れや体全体の粉吹きなど、さまざまな肌トラブルを起こす原因にも。
長く乾燥肌で悩まされている方はもちろん、子どもの乾燥肌が気になる方や、秋冬になると全身が乾燥しやすくなる方は、ぜひ「matsukiyo」のヒルメナイドシリーズを頼ってみてはいかがでしょうか。
《参考サイト》
くすりのしおり:http://www.rad-ar.or.jp/siori/kekka.cgi?n=14227
maruho:https://www.maruho.co.jp/medical/check.html