尾崎まり江
緊急事態宣言が解除されましたが、まだまだ油断は禁物です。気温や湿度が上がってきていますが、マスク着用は必須な状態です。そこで気になるのが、マスクによる蒸れや肌荒れ・・・
今回は、マスクによる肌荒れの原因、そして対処方法についてお伝えしていきますね。また、神戸の靴屋さんが作った蒸れないマスクが良さそうだったので、そちらも紹介しています!
神戸の靴屋さんが作った蒸れないマスク話題!
神戸の長田といえば、靴の町。昔から靴工場がたくさんあって、そこから生まれたグルメもあります。
そんな長田で50年以上、靴を作り続けてきた「Bell&Sofa〜やさしい靴工房〜」さんが作ったマスクが話題に!最初は、マスクが手に入らない状況の中、人と接する機械の多い販売スタッフや電車通勤のスタッフのために作り始めたそう。
この度、材料を確保することができたとのことで、ネット限定で販売中です。
ポケピタマスクシリーズ3点
香港のクウォン・シーサン化学博士の研究を参考に、フィルターとして、キッチンペーパーや不織布を間に挟める作りになっています。
生地は、スポーツのユニフォームにも使われるポリエステル100%。繊維構造が細かくて、機密性が高いのが特徴で、飛沫もしっかりガードしてくれます。
伸縮性があり、顔にしっかりフィットします。速乾性もあって、洗濯後はすぐに乾くし、暑い時期でも蒸れを防いでくれます。汗の蒸発も速くして、夏も涼しく感じる冷感機能付きです。
このポケピタシリーズには、3種類あります。
①ポケピタマスクUV カット
機密性 | 繊維構造が細かく機密性が高いため、飛沫をがっちりガード |
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伸縮性 | ストレッチ素材で柔らかく、顔にしっかりフィット |
速乾性 | 洗濯後にすぐ乾き、暑い時期でもサラサラ感が持続 |
冷感性 | 汗の蒸発を加速させるので夏も涼しい |
UVカット | UVカットの記事を2枚重ねているので紫外線遮蔽率(しゃへいりつ)99%以上 |
色展開 | 9色 |
②ポケピタマスク シルキー
機密性 | 繊維構造が細かく機密性が高いため、飛沫をがっちりガード |
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伸縮性 | ストレッチ素材で柔らかく、顔にしっかりフィット |
速乾性 | 洗濯後にすぐ乾き、暑い時期でもサラサラ感が持続 |
冷感性 | 汗の蒸発を加速させるので夏も涼しい |
UVカット | UVカットの記事を2枚重ねているので紫外線遮蔽率(しゃへいりつ)97%以上 |
肌触り | シルクのような肌触りで摩擦を軽減 |
色展開 | 4色 |
③ポケピタマスク Ag+
機密性 | 繊維構造が細かく機密性が高いため、飛沫をがっちりガード |
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伸縮性 | ストレッチ素材で柔らかく、顔にしっかりフィット |
速乾性 | 洗濯後にすぐ乾き、暑い時期でもサラサラ感が持続 |
冷感性 | 汗の蒸発を加速させるので夏も涼しい |
UVカット | 表地は紫外線遮蔽率(しゃへいりつ)97%以上 |
抗菌性 | 裏地(口側)は銀イオンの効果で雑菌の繁殖を防ぎます |
色展開 | 7色 |
マスクを長時間つけていると、自分自身の呼吸が水蒸気となるため、マスクの中の湿度が上がり、蒸れやすくなります。 蒸れている状態は、細菌や真菌(カビ)が繁殖しやすくなり、それがダメージとなって、肌荒れや痒みを引き起こします。 また、マスク内に充満して、皮膚に付着した水蒸気が蒸発する際に、角質層の水分も同時に蒸発するため、肌のバリア機能が低下して、乾燥や敏感肌になります。 皮膚は、摩擦によるダメージも弱く、マスクが皮膚に当たっている部分が肌荒れする場合は、摩擦が原因と考えてもいいでしょう。 肌のバリア機能が低下している敏感肌や乾燥肌の人は、健康な肌状態の人よりも摩擦に弱いので、より肌荒れしやすい傾向にあります。 マスクに使われている素材の多くは、石油由来の化学繊維”ポリプロピレン”の不織布です。 安価なので大量生産に向いている繊維ですが、化学繊維のため、摩擦も起きやすく、肌が弱い、アレルギーがあるという方の中には、合わない場合があり、肌荒れの原因となります。 マスクと同じくらいの大きさのガーゼを用意。マスクにガーゼを挟むことで、通気性がよくなるため、蒸れによる肌荒れを予防できます。ガーゼは替えを用意しておき、ガーゼが湿ったら取り換えるようにすると、清潔な状態で使うことができます。 また、マスクの素材によって肌荒れする場合も、ガーゼを挟んで、皮膚に直接当たらないようにしましょう。 マスク自体をガーゼや布マスクにするといいのでは?と思いますが、不織布のマスクに比べると、ウィルスなどの粒子が通過しやすいという意見もあります。咳やくしゃみをしたときの唾(つば)の飛沫飛散を防ぐには有効ですが、ウィルス感染予防のためには、不織布のマスクがおすすめです。 ガーゼや布マスクと不織布マスクとの併用もいいですが、1日中マスクをしているのであれば、使い捨てガーゼをこまめに取り替える方が、細菌や真菌(カビ)の繁殖も抑えられます。 ガーゼや布マスクをつける場合は、使用後はすぐに洗濯、除菌することも忘れずに行いましょう。 肌荒れしやすいということは、外部刺激から肌を守る「バリア機能」という肌の働きが低下しています。 肌のバリア機能を高める保湿成分「セラミド」などを配合したクリームを塗って、保湿ケアをしっかり行いましょう。 美容成分が多いクリームで刺激を感じるようであれば、ワセリンを使ってみましょう。皮膚科でも処方されるワセリンは、摩擦などの外部刺激から肌を守ってくれる役割をしてくれます。 また、どうせマスクをつけているからとメイクをしない、目元しかメイクしてないという女性のお話も聞きますが、ファンデーションやメイク下地には、外部刺激から肌を守ってくれる役割があります。 マスクの素材や摩擦による肌荒れを防ぐためにも、ファンデーションを塗るようにしてみましょう。また、こまめな塗り直しも有効です。 外出先や人がいる場合は難しいですが、帰宅後は、マスクを外す時間を作りましょう。 洗顔のし過ぎはNGですが、メイク汚れ、皮脂汚れを取り除き、肌を清潔にし、しっかりと保湿ケアを行うようにしてください。 マスクによって、唇が荒れてしまう場合もあります。 唇が荒れたり、乾燥すると、縦皺が目立つようになりますし、切れやすくなるなどの悪影響も。保湿効果の高いリップクリームをこまめに塗り直すなどして、唇の荒れ、ひび割れを防ぎましょう。 マスクによる肌荒れ対策を行っても、肌荒れが治らない場合はどうすればいいか? 赤くなったり、痒み、炎症、ニキビなどを引き起こしている場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。 掻きむしったり、炎症が悪化すると、炎症後色素沈着を引き起こし、あとで「シミ」が残ってしまいます。 ただし、今の時期、安易に病院に行くのは危険です。内科がある総合病院や同じフロアに内科があるような皮膚科は避けることをおすすめします。 今回は、マスクによる肌荒れ、その対策をお伝えしました。女性だけでなく、髭を剃る男性にとっても、肌荒れを起こす可能性はあります。 メイクはできませんが、保湿クリームなどで保湿ケアを行うなどして、肌荒れを防ぎましょう。 また、マスクだけに頼らず、自宅待機できる人はできるだけ外出を避けて、家にいることで感染拡大を防ぐようにしたいですね。 早くこのコロナ騒動が収束することを願うばかりです。マスクによる肌荒れ3つの原因
①蒸れる
②摩擦によるダメージ
③素材が肌に合わない
マスクによる肌荒れ対策について
マスクにガーゼを挟む
お肌の保湿ケアを徹底する
マスクを外す時間も必要
リップクリームで唇もケア
もし肌荒れしてしまったら?
まとめ