尾崎まり江
今回ご紹介するのは、乾燥肌や敏感肌でも安心して使える保湿石鹸。
「保湿石鹸」はこんなあなたにおすすめ!
- ひどい乾燥肌でクリームを塗っても効果がない
- 洗顔後つっぱって肌が痛い
- 夏でも乾燥している
- 肌が乾燥して赤くなったり痒くなったりする
お肌の潤いは、洗顔するたびに奪われてます。
乾燥が気になる方は、まず洗顔料の見直しが必要かもしれません。
ここでは、洗浄力の強い「合成界面活性剤」を使っていない保湿石鹸をご紹介しています。参考にしていただけると嬉しいです。
肌のバリア機能を破壊する合成界面活性剤の危険性
「界面活性剤」には、石油由来のものと植物由来のものがあります。石油由来の界面活性剤を「合成界面活性剤」と呼んでいます。
1970年代に、合成界面活性剤と呼ばれるようになりましたが、シャンプーや化粧品に配合されるようになったのは1950年代です。
界面活性剤は、水分と油分を乳化させるために使われる成分で、大昔は天然の界面活性剤を、その後は石鹸程度の弱い界面活性剤を使ってクリームができていたのですが、戦後、アメリカの文化が入ってくると同時に、合成界面活性剤も日本で普及しました。
洗浄力の強い合成界面活性剤は、もともと台所用、洗濯用の洗剤に使われていたのですが、化粧品にも使われるようになり、肌トラブルも増えたそうです。
合成界面活性剤が肌に与える影響とは?
合成界面活性剤は、量を増やしたり、複数の種類を併用することで強い乳化力、洗浄力を発揮します。
洗浄力が強くなることで、お肌に必要な油分も流出させてしまいます。
肌には、皮脂と汗でできる天然のクリームがありますが、油分がなくなることで、それが失われ、肌を外部刺激から守ったり、水分を保持するためのバリア機能も破壊されます。
バリア機能が破壊されると、ホコリやアレルゲンなどの有害物質だけでなく、化粧品に配合されている毒性の強い成分も侵入し放題に。
そのため、肌荒れや炎症などの肌トラブルも多くなりますし、シミなどの原因にもなります。
肌の潤いを守る!保湿石鹸おすすめ13選
では、合成界面活性剤不使用のおすすめ保湿石鹸をご紹介いたします!
①エトヴォス クリアソープバー
「ヒト型セラミド」や「リピジュア」などの保湿成分を濃縮して配合し、90日間かけて熟成させた透明枠練石けんです。洗浄力はありながらも、皮脂を取りすぎないよう処方したエトヴォスこだわりの洗顔石鹸です。
防腐剤、パラベン、キレート剤、石油系界面活性剤、鉱物油、香料、着色料不使用です。
エトヴォス クリアソープバー商品詳細
- 内容量:80g
- 通常価格:2,000円(税別)
- 初回購入:お試しセット2週間分 2,400円→1,900円(税別)&送料無料
②あきゅらいず 泡石
社員が皆すっぴんという会社で有名なあきゅらいず 美養品の洗顔石けん「泡石」。
塗りスギ→洗いスギ→つけスギの3つの肌力低下の原因を見直して、シンプルなスキンケアで”潤い”と”代謝”のリズムを整えることを大切にしています。
そのため、洗顔石けん”泡石”を含む、3つのステップでスキンケアが完結。このシンプルケアを支えているのが、日本人女性の肌に合わせて厳選された10種類のハーブから抽出された、自然のパワーが詰まった黒いエキスです。
泡石には、このハーブエキスにセラミドやアロエベラエキス、カッコンエキスなどを配合して、徹底的に保湿にこだわって作られています。もっちりと粘り気のあるきめ細かい泡が、お肌の余分な汚れや皮脂を落としながらも、潤いを与えてくれます。ナチュラルメイクのクレンジングにも使うことができます。
・あきゅらいず 泡石商品詳細
- 内容量:35g ・110g
- 通常価格:1,317円(税込)・3,703円(税込)
- 初回購入:お試しセット5日間分 1,380円(税込)&送料無料
③小林製薬 ヒフミド ソープa
ヤシ油、パーム油、パーム核油などの植物性の洗浄成分を使用した小林製薬ヒフミドの洗顔石けん「ソープa」。
ヒフミドの代表的成分、天然型セラミド1、2、3を配合。さらに保湿成分に、加水分解ローヤルゼリータンパク、リピジュア、グリセリン、スクワラン、セルロースガム、ダイズステロールなどたっぷり配合。
弾力のあるきめ細かい泡が汚れや余分な皮脂だけを包み込んで洗い流して、肌に必要なうるおいは残してくれます。
・小林製薬 ヒフミド ソープa商品詳細
- 内容量:60g
- 価格:2,160円(税込)
- お試し:7日間分 980円(税込)+送料324円(税込)
④琉白 月桃クリアソープ
沖縄で生育している月桃から抽出した月桃葉水や月桃葉オイルを配合した沖縄生まれのオーガニックコスメ 琉白(RUHAKU)の石鹸。天然由来成分99.9%のオーガニックコスメでありながらお手頃な価格が嬉しい♪
沖縄の海に古くから採掘される海泥「くちゃ」も配合されている。吸着力に優れているくちゃは、粒子が髪の毛の直径よりも小さい超細かいので、毛穴にも入り込んで、汚れをしっかり取り除きます。
月桃葉水のほかにも、タイムエキス、セージ葉エキス、ティトゥリー油、セイヨウノコギリソウエキスなどのハーブを配合。パーム種子油やアルガンオイルなどの保湿効果の高いオイルを使用していて、肌を優しく洗い上げます。
月桃クリアソープも試せるトライアルセットが格安の990円&送料無料。しかも全額返金保証付きです。
・琉白 月桃クリアソープ 商品詳細
- 内容量:80g
- 通常価格:1,980円(税込)
- 初回購入:お試しセット7日間分 990円(税込)&送料無料、30日間全額返金保証付き
⑤HANAオーガニック ピュアリキューブ
国産のオーガニックコスメブランド HANAオーガニックのピュアリキューブ。見た目にも可愛くテンションのあがる石鹸です。
美容オイルにも使えわれるエクストラバージンオイル、アルガンオイル、ツバキ油、そして、ローズなどの花精油を使った石鹸で、これらを非加熱製法によって作ります。
低温でじっくり熟成させるため、製造から熟成まで1~2ヶ月もかかりますが、天然のグリセリンやビタミン、ミネラル、酵素などの美容成分が壊されることなく残っています。
優しいきめ細かい泡立ちとフローラルな香りが、お顔全体を包み込んで、お肌に不要な汚れだけを取り除きます。HANAオーガニックのウェアルーUV(UV乳液)を使えば、石鹸だけで落とすことができます。
・HANAオーガニック ピュアリキューブ商品詳細
- 内容量:85g
- 通常価格:3,334円(税別)
- 初回購入:お試しセット7日間分 1,480円(税込)&送料無料 ※ピュアリキューブは含まれません。
⑥VCOマイルドソープ
天然の美容オイルVCO(ヴァージンココナッツオイル)を配合した保湿石鹸。VCOに含まれているラウリン酸は、天然の母乳成分で、濃厚な泡立ちを作り出します。きめ細かい吸着力のある泡が、毛穴の汚れをしっかり取り除いてくれます。
製造時に熱を加えない「コールドプレス製法」でつくられた「枠練石けん」なので、製造に時間と手間がかかることから大量生産できないというデメリットがあるものの、その分、美容成分をたっぷりと配合することができるメリットも。
VCOとヒアルロン酸の保湿効果で、洗顔後もしっとり潤いのある肌を保ちます。石油系界面活性剤不使用・無香料・無着色・パラベン不使用で肌に優しいので、敏感肌にも安心です。
VOCマイルドソープ商品詳細
- 内容量:85g
- 価格:2,847円(税別)
- 初回購入:定期購入申込初回半額 1,423円(税別)
⑦ルアンルアン 生せっけん《ホワイト》
クレイ配合の生せっけん。汚れはしっかり落しても、細胞間脂質(セラミドなど)を落とすのは苦手なステアリン酸を配合しているので、潤いはそのまま残してくれます。
また、17種類以上のタイハーブから抽出した生のハーブエキスを贅沢に配合。全体の57%が保湿、エイジングケアのための美容成分でできています。
さらに、肌本来の機能を取り戻すことを目的にしているので、肌に必要なもの、そうでないものも厳しい基準で選定。なので、肌に刺激となる成分、合成界面活性剤、鉱物油、パラベン(防腐剤)、合成着色料、合成香料、シリコン、合成ポリマー、エタノールなどは配合されていません。ph(ペーハー)値に関しても、9.5~10.5の弱アルカリ性なので、敏感肌にも安心して使うことができます。
ルアンルアンの生せっけんは、肌悩み別にホワイト、ブラック、レッドがありますが、保湿、エイジングケアにおすすめなのは「ホワイト」です。
・ルアンルアン 生せっけん《ホワイト》 商品詳細
- 内容量:90g(約90日分)
- 通常価格:3,200円(税別)
- 初回購入:3本セット5%OFF→9,120円(税別)&送料無料
⑧ヴァージンメディカル オゾン化粧品 オゾン保湿石鹸
画像引用元:https://www.virgin-medical.com/item/N_SSK60N.html
オゾン保湿石鹸は、皮脂を親水化して、汚れや皮脂を優しく除去してくれます。さらに、角質を柔らかくして、角栓や毛穴の詰まりを防ぐ効果も。
ニキビやあせもの原因になるアクネ菌や黄色ブドウ球菌の除菌にも優れています。
・オゾン石鹸 商品詳細
- 内容量:60g
- 定期購入:2,000円(税別)
⑨a.t.n太陽の塩せっけん
画像引用元:http://www.siosekken.com
アトピー性皮膚炎で悩んでいた方が開発した無添加塩石鹸で、天然素材だけを使用し、界面活性剤や硬化剤などの添加物は一切不使用です。
アンチエイジングに期待できるアスタキサンチンをはじめ、海塩、ヒアルロン酸Na、コラーゲン、米ぬか抽出成分などが配合されていて、お肌の潤いを守り、キメを整えます。
無着色、無香料で赤ちゃんから使えます。
・太陽の塩せっけん 商品詳細
- 内容量:80g
- 定期購入:3,334円(税別)
⑪matsuyama 肌をうるおす保湿洗顔石けん
画像引用元:https://store.matsuyama.co.jp/products/detail.php?product_id=869
古い角質や余分な皮脂を優しく取り除く保湿石鹸で、合成界面活性剤はもちろん、パラベンや着色料なども不使用です。
肌の潤いを守る大豆由来成分とグリセリンが配合されています。
・肌をうるおす保湿洗顔石けん 商品詳細
- 内容量:90g
- 定期購入:900円(税別)
⑫Dr.ブロナー ALL-ONE マジックソープバー
画像引用元:https://www.drbronner.jp/magicsoapbar/
カリフォルニア発の天然由来成分100%のオーガニック石鹸で、無農薬有機栽培で育てられたオーガニック原材料をが使われています。
オーガニックのオリーブ油、ココナッツオイルをベースに、ヘンプオイルとホホバオイルが配合されていて、しっとっりとした肌へ導きます。
合成界面活性剤をはじめ、合成保存料、合成着色料などの合成添加物は一切不使用です。お好みで選べる香り11種類!
・マジックソープバー 商品詳細
- 内容量:140g
- 定期購入:1,100円(税別)
⑬ペネロピムーン ジュノア
石鹸マイスターが試行錯誤のうえ開発した美容成分をたっぷり配合したペネロピムーン ジュノア。独自の植物性界面活性剤を配合して、肌の汚れをしっかり落としながらも、肌に優しい石鹸に仕上げています。
また美容液成分がたっぷり配合されるよう、1つ1つ昔ながらの枠練り製法で手間と時間をかけて作っています。機械練りでは、石けん素地の量を多くしないといけないので、美容成分の配合比率が枠練り製法に比べて30%近くも少ないそうです。
枠練り製法で作られているペネロピムーン ジュニアには、アミノ酸、シルクパウダー、アスタキサンチン、月桃葉エキス、月見草油などの美容成分が贅沢に配合されていて、しっとりとした洗い上がりです。
・ペネロピムーン ジュノア商品詳細
- 内容量:50g
- 通常購入:3,740円(税込)
- 初回購入:1,100円(税別)&送料無料
保湿洗顔石鹸を使った正しい洗顔方法
肌の潤いを守る保湿石鹸でも洗いすぎはNGです。基本的には、朝晩2回の使用です。
正しい洗顔方法のポイント
①泡立てネットでよく泡立てる
②冷たすぎない水を使用
③洗顔時間は1分以内
④皮脂分泌量の多い部分から泡を乗せる
洗顔は、泡で汚れを落とすため、泡立てネットでよく泡立てます。モコモコの泡がを皮脂分泌量の多いTゾーンからのせます。
洗顔料がのっている時間が長いほど、潤い成分が流されてしまいます。乾燥しやすい部分ほど後回しで。
指先は、肌に触れるか触れないか程度で、泡を転がしながら汚れを落とします。顔全体を洗い上げたら、冷たすぎない水で、流し残しがないように洗い流します。
洗顔後は、タオルをそっと押さえるようにして、水分を拭き取ります。
メイクをしている場合の洗顔
できれば、石鹸で落とせるファンデーションがおすすめです。そうでない場合は、クレンジングを使います。クレンジングも合成界面活性剤が使われていないものを使いましょう。
どうしてもクレンジング力が足りないという場合は、海綿スポンジを使いましょう。海綿スポンジとは、海で採れる天然素材のスポンジです。ふわふわで柔らかい肌触りで、肌に強い負担がかかりません。落ちにくいメイク汚れも優しく落とします。
惜しみなく使えるボディにおすすめのプチプラ保湿石鹸
お顔も体も皮膚の構造は同じです。角質層の厚さに違いはあるにしても、体の洗浄にも合成界面活性剤は禁物です。ボディソープから石鹸に変えたら、カサカサ肌が改善されたという人もたくさんいます。
手足のカサカサ、背中が乾燥して痒いなど、体の乾燥が気になるという方は、ボディソープを止めて、石鹸に切り替えましょう。洗顔石鹸と同じものでもいいのですが、家族で使う、体に使う石鹸はコスパがいい方がいいという方におすすめの石鹸を紹介しましょう。
子供から大人まで、家族みんなで使えるプチプラ石鹸を紹介!
①アレッポ
2番絞りのオリーブオイル90%、月桂樹から抽出するローレルオイルを10%含んだアレッポの石鹸。この2つのオイル以外は、水酸化ナトリウムとごく少量の水だけでできた石鹸で、200gという大容量でたっぷり使うことができます。
②ソンバーユ馬油石鹸
馬油が種gん量の石鹸素地を使った純石けん分99%の石鹸で、洗顔、ボディ用、洗髪にも使うことができます。赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年齢層に使えるので、家族で使うことも可能。
③太陽油脂 ナチュロンクリームソープ(無香料)
パーム油やヤシ油を原料にして石鹸素地をもとに、ヒマワリ油、ホホバ油を配合して作られた石鹸。丸みのある語りは、溶け崩れしないようにと考慮されたもの。キメの細かい泡立ちで、優しく洗い上げます。
④カウブランド無添加せっけん
赤や青の箱で有名なカウブランドの無添加石鹸で、石けん素地のみを使い、昔ながらの釜だき製法でじっくり丁寧に作られているのが特徴です。
⑤シャボン玉石けん シャボン玉浴用
無農薬のパームから作られたパーム核油、牛脂の天然油脂が原料の石鹸成分だけで、釜だき製法によって1週間~10日間かけて作られている石鹸。きめ細かく弾力のある泡立ちで、汚れを優しく落とします。口コミサイト「アットコスメ」のボディ石けん部門、洗顔石鹸部門で1位を獲得している実力派石鹸。
石鹸や洗顔に関する Q&A
薬用石鹸は吹き出物やニキビに良さそうですが、どうでしょうか?
薬用石鹸は、殺菌作用が強く、皮膚常在菌を死滅させてしまう危険性があるのでおすすめできません。汚れを落とすことで、お肌は清潔に保たれますので、通常の石鹸を使うようにしていれば大丈夫です。
無添加であれば赤ちゃん用のボディソープを使ってもいい?
現在は、化粧品に使われている成分はすべて表示する「全成分表示」が義務化されていますが、それまでは、アレルギーなど肌トラブルを引き起こす恐れがある、厚生労働省が定めた成分のみが表示されていました。
「無添加」というのは、その旧表示指定成分(102個)が配合されていないというだけであり、決して肌に優しいわけではありません。「無添加」と謳われていても、合成界面活性剤が使われている洗顔フォームやボディソープも存在します。
成分は次から次に新しく開発されています。全成分表示が義務付けられるようになったのは、1991年です。それ以降開発された成分に関しては、「旧表示指定成分」の中には含まれていないので、「無添加」=「肌に優しい」というイメージは払拭しましょう。
カサカサ乾燥肌、石鹸は使わない方がいい?
汗をたくさんかくというわけではないのであれば、毎日体を洗う必要はありませんが、肌を清潔にしておくことは、健康な肌状態を保つのにも必要です。皮脂やホコリなどの汚れは酸化して、黒ずみやくすみの原因になりますし、角層が固くなってゴワゴワになります。
洗浄力の強い合成界面活性剤を使っていない石鹸をよく泡立てて、あまり時間をかけずに洗うようにしましょう。カサカサ肌が気になるときは、お風呂上がりにボディクリームで保湿しましょう。
ニキビ肌ですが石鹸で何度も洗ってもいいですか?
ニキビ肌の方で、何度も洗顔しますという方がいますが、多くの人は洗いすぎの傾向にあります。洗いすぎは、お肌の免疫力を保っている皮膚常在菌のバランスを崩してしまいます。ニキビ肌であっても、強い洗浄呂kうは必要ありません。正しい洗顔方法で汚れを取り除き、炎症を抑えるグリチルレチン酸などの成分配合のスキンケアで肌を整えましょう。
まとめ
いかがでしたか?洗顔料を見直すだけで、肌は見違えるようになります。保湿化粧品をいろいろ試してみるけど、あまり効果が感じられない(T_T)という方は、ぜひ洗顔料を変えてみてくださいね。
潤いのある透明肌になると、化粧ノリも良くなって、自分にも自信が持てますよ♪