季節が変わるとメイクも変えたくなりますね。
新しい色のアイカラーやルージュに挑戦したくなる春ですが、乾燥や肌荒れも気になる季節。季節の変わり目の体調不良で、顔色が優れなかったり、目の下のクマが気になることも。
そんな春先~夏にかけておすすめの下地をメイクのプロが厳選。また、キレイに塗るコツや下地選びのポイントなども紹介しているので、春夏の下地選びに迷ったら、ぜひ参考にしてください。
ファンデーションに比べて新作の種類は少ないのですが、様々な効果のある下地が販売されています。今期の新作メイク下地の中には限定品も多く、サンプルが製造されていない商品もありました。
アイテム紹介の後半では、実際に試すことはできませんでしたが気になった商品も紹介します。
この記事はこんなあなたにおすすめ!
- 春の新作メイクアップベースを購入予定!
- どの下地が自分に合うのか分からない
- メイクを綺麗に仕上げる下地の塗り方を知りたい
冬のメイク下地は乾燥しやすいので保湿メインの下地がメインになりますが、春は打って変わってUV系や皮脂崩れ防止アイテムが増えています。
季節を問わず、ベースメイクを綺麗に仕上げるための下地の塗り方も紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
春夏の下地を選ぶポイント
日焼けというと夏のイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実は紫外線は春からかなり強くなっているんです。そのため、紫外線カット効果があるものを選ぶことが大切だと思います。もちろん、日焼け止めを塗るという方はそれで問題ないのですが、少しだけ外へ出るという時でも防御できていた方がいいですし、市販の日焼け止めで肌荒れを起こすという声も多いので、私は化粧品にも紫外線カット機能を求めます。
また、夏場まで使用することを考えると崩れにくいものを選んだ方がベスト。
新作ファンデーションでも「崩れにくい」と謳っている商品はかなり沢山登場していますが……。やはり一番土台となる下地の段階でも皮脂抑制やヨレにくいという商品を選んでおくことで仕上がりが変わります。
部分的に使用することもできますし、例えば崩れにくさに特化していないファンデーションと合わて使うこともできるので、脂性肌の方や汗をかきやすい方には特におすすめです。
2019年春夏おすすめ下地8選
①LANCOM:UV エクスペール トーン アップ ローズ
紫外線防御指数も高く大気汚染などもカットしてくれることで、常に大人気の「UV エクスペール」からトーンアップしてくれる新色が登場!
64色から日本女性に選ばれたピンクカラーで作られているそう。ピンクカラーは不向きだという肌タイプの方は、クリアカラーやBBタイプなどもあるので他の色味もおすすめです。
日焼け止め乳液という位置付けなので、化粧下地として使っている人も多いですが、スキンケアの仕上げにつけてそのままファンデーションをつけても問題ありません。
写真で見ると塗った部分と塗っていない部分の境目がわからないくらい自然ですが、薄ピンクのニュアンスが加わった下地なので、ほんのり血色感をプラスしてくれます。
普段コントロールカラーでしっかりとピンクを使用している方にとっては物足りないかもしれませんが、「寝不足で少し顔色が悪い」「ほんのりトーンアップさせたい」という方には最適です。
こってりはしていないので伸びがよく、不快感も全くないテクスチャーですが、伸ばすと密着力がかなり高まって固定されたような感覚になります。指で上下に動かしてみてもヨレないくらいです。
仕上がりとしては程よくツヤも出ますし、もちろんほのかに血色が良くなるので明るい印象に。
一日使用していましが、夕方になっても汚く崩れるような印象はなかったので嬉しいです。
商品情報
- SPF50+/PA++++ 30ml ¥5,800(税抜)
②THREE:プリスティーンコンプレクションヴェール
こちらの新作は、もちろんどんなファンデーションと合わせてもOKですが、特にパウダーファンデーションとの相性が良い下地だそうです。保湿力はもちろん、凹凸を滑らかにするプライマー効果も謳っています。
密着力の高さもポイントです。
1色展開ですが、下地だけを見るとかなり色味が暗いです。
私は肌の色が白い方なので、トーンが下がらないか不安に感じていました。しかし、実際に使用してみると驚き!はじめは暗い肌色ですが、かなりするすると伸びるテクスチャーで、薄いヴェールを重ねたくらいの薄膜仕上がりになるので、全くトーンが下がって見えませんでした。トーンアップするという印象はありませんでしたが、適度なツヤも出るのでくすんでは見えません。
使用感は悪くありませんが、保湿有効成分は油性成分がベースとなっているので「脂性肌の人には不向きな?」と感じたのですが、実際に使用すると全くオイリー感覚はなく、脂性肌でも乾燥肌でも使いやすそうだと思います。
素肌を活かしつつも、紫外線をカットしてファンデーションとの密着力を高目てくれる下地です。
商品情報
- SPF27/PA+++ 30g ¥4,000(税抜)
③Dior:ディオールスノー スノーパーフェクトライト
朝の美容液を塗った後に使用します。スキンケア効果も兼ね備えながら、パールの効果でトーンアップさせ、化粧下地としても優秀との噂です。
クッションファンデーションやCCクリームなど、ディオールの中でも人気の高いスノーシリーズなので期待値も高め。
ランコムの下地同様日中用乳液という位置付けで、こちらの方がよりスキンケアの乳液と近く、クリーム要素は少ないです。
それから、香りも強めです。日焼け止め独特ものではなく、スキンケアシリーズの香りなので私は良い香りだと感じますが、苦手な方もいるかもしれません。
下地だけを出してみてよく見ると、キラッと光る細かいラメが入っています。パールとの中間とも言えるような本当にかすかに見える程度の細かさなので、写真にも写りませんし肌に乗せても一切目立ちません。
しかし、その輝きの効果でお肌に塗ると光を反射したようは、みずみずしさとはまた違うツヤ感が生まれます。
さらに、スキンケア感覚の下地なので色付き下地のような要素はないのですが、光の効果もあってワントーンアップするのでとてもよかったです。
商品情報
- SPF23/PA++ 30ml ¥12,000(税抜)
④COFFRET DOR:カラースキンプライマーUV
「グリーン」「パープル」「ホワイト」「オレンジ」「ピンク」と5色展開になっており、肌タイプではなくシーンや系統に合わせて下地のカラーを変えるという新しい発想。(もちろん肌タイプに合わせて選んでも問題ありません)
どのカラーも光の錯乱効果を使って毛穴の影を明るくぼかし、凹凸が目立たなくなるようにしてくれるそうです。
ホームページでは「キャラチェン下地カラー診断」というもので自分にぴったりなカラーを診断することができますよ。私は診断結果がホワイトだったので、ホワイトを使用しています。
クリームのようなテクスチャーですが、重くはないので崩れにくくなる心配はありません。つけた後はしっとり感を特に感じます。
ホワイトを選んだからということもありますが、ほとんど見た目の変化はありません。
ほんの少しトーンアップしたかなというくらいで自然な仕上がりになるので、ナチュラルさ重視という方におすすめです。毛穴の凹凸がひどくて埋めたい方や、ニキビ跡やソバカスなど、カバーしたい部分が多い方にとっては物足りないかと感じました。
赤みが出ていたり、くすみを感じる方はグリーンやピンクを選ぶとピッタリですよ。
カバー力が高くない分、薄づきで光の効果も利用しているため、透明感は出やすい下地だと思います。
商品情報
- SPF20/PA+ 全5色展開 25g ¥2,800(税抜)
⑤Primavista:皮脂くずれ防止化粧下地UV 限定デザイン
こちらはもう言わずと知れたベストセラーアイテムなので使ったことがある人も多いですよね。
崩れにくい下地として大人気のプリマヴィスタから、限定デザインが販売されています。
分泌された皮脂を「吸収する」「固める」というオイルブロック処方で、テカリやヨレを防ぐという仕組みです。補正力よりも一番の悩みはメイク崩れという方におすすめです。
伸ばした後もさらっとしていて、ベタつきはありません。
かといって、混合肌の私は乾燥を感じるほどではありませんでした。乾燥がひどい時期は控えた方がいいかもしれませんが、基本的にはスキンケアの段階でしっかり保湿ケアをしておけば問題ないと感じました。
肌を滑らかに整えてくれる効果もあるので、上からファンデーションを乗せても毛穴に埋まったりムラになったりしません。ただし、ツヤ感や色味の補正効果は低いので、そういった部分はプラスアイテムで解消するのがおすすめです。
商品情報
- SPF20/PA++ 25ml ¥2,800(税抜)
⑥NARS:スーパーラディアントブースター
商品情報
- ¥3,600(税抜)
ゴールド感の強いパールがたっぷり詰まった下地で、初めは「アイシャドウベースかな?」と思うほどでした。ただし、ラメのように荒くはないのでもちろん不自然にはならず安心です。
手元全体に伸ばしてみると色味は肌に馴染むのでほとんど出ませんが、パール感は強く発色したままなので光沢感もかなり出ます。
ナチュラル素肌に仕上げたい方には不向きかもしれませんが、これを塗った後のアイテムはかなり薄く仕上げるとツヤ感のみが引き立つベースメイクになると感じました。
外国人風メイクを好んでいる方はぴったりだと思います。
⑦POLA B.A:デイセラムL サンリットベージュ
こちらも「日中用美容液下地」です。
すでに発売されていた「ブライトアップ」は蛍光灯の下で見るようなトーンアップした肌色でしたが、今回の「サンリットベージュ」は太陽の下で見るようなナチュラルな肌に演出してくれます。3種類のパールが配合されており、ナチュラルカラーですがイキイキとして見せる効果があるそうです。
手元で試してみましたが、みずみずしいテクスチャーで何も塗っていないかのような軽い仕上がりでした。美容液下地と謳っているのが分かる気がします。
NARSの下地とは反対で、こちらはパールが目立つわけではないので世代を選ばず使用しやすいです。限定カラーは日焼けした肌にも馴染みやすいですし、これからの季節ならではだと感じました。
商品情報
- SPF35/PA+++ 25ml ¥9,000(税抜)
⑧HACCI:アクアUV Dear Amalfi
紫外線防御指数も高く、肌の凹凸を整え美しいベースメイクの仕上がりをキープする機能があるということで、期待値はとても高め!
手元でテスターを使用してみましたが、名前の通りかなり水っぽくて驚きました。
今回紹介したコスメの中でもトップレベルだと思います。水っぽいだけではなく、しっとり感はきちんと残るのでなお良いです。表面がベタついたり、水っぽさが残るような感覚もないので、次につけるファンデーションの邪魔もしないのではないかと感じました。
人気も高いのか、売り切れているお店も多かったです。
商品情報
- SPF50+/PA++++ 30ml ¥4,800(税抜)
メイクをキレイに仕上げる下地の塗り方
ファンデーションは立体感を出すために、頬の部分を少し多めに塗布するなど、わざと量を調整することもよくあります。しかし、下地に関しては均等にムラなくつけておくことが大切です。分厚く仕上げてしまうと、その分崩れやすくもなってしまうので、塗りすぎには注意です。どうしても厚塗りになってしまうという方は、全体につけた後スポンジなどでオフすると余分な部分だけオフしてくれますよ。
メイクはシートマスクをはがすようなイメージで、外側から崩れると言われているくらいなので、きちんとフェイスライン部分まで塗り広げましょう。
下地によってファンデーションの仕上がりもかなり変わるので相性はとても重要です。
いい商品でも、組み合わせが悪いとムラになったりヨレやすくなったりすることがあります。
デパコスの場合はサンプルをもらえることが多いので、実際に手持ちのファンデーションと合わせて試してみてくださいね。
まとめ
気になる下地はありましたか?
肌質によっても選ぶ基準がかなり変わってくるかと思いますが……。最近はどの肌タイプの方でも使いやすいよう、保湿力が売りの商品でなくてもきちんと保湿成分が配合されていたり、
複数の効能がある商品がとても増えています。
春夏は「メイク崩れ防止が最優先」「日焼け防止が最優先」など、一番求める効果を重視しつつ、付属の効果もチェックしてみるとぴったりのものが見つかりやすいと思います。
ぜひ選ぶときの参考にしていただければ嬉しいです。