涼しい日も多くなり、コスメ界は完全に秋冬ムードに!
新作ファンデーションの特集も増え、購入しようと考えている方も多いのでは?しかし、たくさんのブランドから新しい商品が販売されているので、どれが自分の肌に合うのか、理想の仕上がりになるのか、分からないと迷っている方もいるはず。
今回はファンデーションの選び方をメイクのプロが教えます。秋冬のメイクもばっちりきまるよう、参考にしてくださいね。
この記事はこんなあなたにオススメ!
- 秋冬ファンデーションの選び方を知りたい
- 自分の肌にあったファンデーションが分からない
- 今期トレンドのベースメイクが知りたい
秋冬ファンデーションの選び方のポイントは?
春夏のファンデーションは「化粧崩れ防止」「テカリ防止」「紫外線カット」などが重要視されますが、秋冬のファンデーションの場合は乾燥が気になる季節なので「保湿力」「カサつき防止」などが重要視されます。
また、「話題の商品を試してみたい!」「評価が高いからこれにしよう!」と決める方も多いかと思いますが、それだけで決めてしまうのは要注意です。
全く同じファンデーションでも、肌タイプや肌状態によって違った印象に見えることも……。
もちろん理想のベースメイクに合いそうなものを選ぶことも大切ですが、自分の肌質を見極めて、ぴったりのファンデーションタイプから選んでいくということも美肌に見せるためには重要なポイントです。
肌質に合わせて選ぶ
乾燥肌
乾燥肌さんはスキンケアや下地の段階で保湿をしっかりしておくことも大切です。
ファンデーションも潤いが長時間続くものがベスト。「クリームファンデーション」は油分の配合量も多く、一番濃厚で乾燥肌さん向きです。
また、「スティックタイプ」や「プレストタイプ」になっているクリームファンデーションもおすすめ。少し前までは、スティックタイプは厚塗りっぽく見えるなどというイメージが強かったと思いますが、滑らかに伸びて薄膜仕上がりになる商品が普及し、仕上がりも自然に。
見た目も艶っぽく仕上がる商品が増えているので、隠れ人気でもあるんですよ♪
脂性肌
脂性肌さんの場合テカリを防止しなければいけませんが、乾燥しやすい冬場は潤い補給も忘れてはいけません。皮脂が出やすいからとマットにしすぎたり、皮脂抑制アイテムだけで過ごすのはNG。
程よく潤いがあって艶っぽくなりすぎないリキッドファンデーションがおすすめです。
皮脂が出やすい箇所だけ皮脂吸着効果のあるパウダーを部分付けしておくと、テカリにくくなりますよ。
また、今期は潤い感のあるクッションタイプで表面はセミマットに仕上がるというものも増えています。そういった商品を使用すると、何アイテムも重ねずに済みますし、テカリを防止しながら保湿することができます。
トラブル・敏感肌
肌トラブルが起きている方や敏感肌の方は、カバーすることよりも「肌への負担」を重要視して決めるのがポイントです。
保湿・鎮静などの有効成分が多く配合されていたり、フリー処方など、低刺激性を重視して製造されているものがおすすめ。
「皮膚も呼吸している」というイメージを持ちながら、軽いつけ心地のものをデイリー使いしてくださいね。
ミネラルファンデーションは、保湿成分や植物エキスをたっぷり含んでいるものも多く、石鹸で落とすことができるので負担も少なくて済みますし、敏感肌の方は特に、「ミネラルコスメなら肌に合った」という声も多いです。
パウダータイプだけでなく、クリームっぽいものやプレスト状になっているもの、さらに仕上がりもかなり種類豊富になっているので、きっと好みの質感の商品が見つかるはずですよ。
クレンジング不要!ミネラルファンデーションランキング!使い方のコツも!花粉の時期は表面をサラサラに
「秋花粉に悩まされる」という方もいるはず。花粉症の方の場合、肌表面に花粉の粒子が付着すると、赤みが出たりごわつきを感じるようになったりして、不調を感じることがあります。
そのため、クッションファンデのみで仕上げるなど、表面にしっとり感が残ったままの状態は控えるべき。
そんな時はパウダーファンデーションが大活躍。最近は、乾燥しにくい処方のパウダーファンデーションが増えているため、自然なマシュマロ肌へと導いてくれます。艶っぽく仕上げたい方は、光沢感の強いハイライトを加えると理想に近づきますよ。
好みの仕上がりに合わせて選ぶ
ツヤ肌
大人気のツヤ肌を仕上げる場合はクッションファンデーションがオススメです。
ツヤ肌ブームの影響で、ルースパウダーやパウダーファンデーションなどの一見マットに仕上がりそうなアイテムにも、ツヤ肌に仕上がる優秀なものが加わっています。
そんな中でなぜクッションファンデーションを選んだかというと……。
夏場のツヤはテカリに見えてしまうこともあるので、クッションファンデーションを使用するのを控える方も多いと思います。
逆に、冬場は乾燥の影響でかさついて見えたり、普段よりもツヤっぽく見せた方が潤って見えるという効果があります。
そのため、冬場こそクッションファンデーションの水分感を最大限に活かすことができるんです。
水分っぽいツヤで潤いを感じるお肌に仕上げましょう。
ふんわりマット肌
テカって見えずかといってかさつきを感じないセミマットなマシュマロ肌は、日本で万人ウケ間違いなしです。
補正効果のある化粧下地やナチュラルなリキッドファンデションにルースパウダーを重ねることによって、滑らかでふんわりしたお肌に仕上がります。
透明感をプラスしたりくすみを払拭するなどの色味効果があるものや、ラメ感があって肌を明るく見せてくれるものなど、ルースパウダーの中でも効果は様々。粒子が細かいものが多いので粉っぽくならず、綺麗なマット肌へと導いてくれますよ!
崩れにくい肌
崩れにくいお肌を作るためには、「アイテム数を減らす」「薄膜で仕上げる」というのも効果的です。
春夏の新作ファンデーションにもありましたが、上からパウダーを乗せる必要がなく、そのままリキッドのみで仕上げてOKというタイプのファンデーションもあります。
表面がコーティングされたかのように仕上がって、崩れにくさに定評のある商品も多いです。マット仕上がりや、パール感によるツヤが残る仕上がりなど、ブランドによって質感も様々なので要チェックです。
秋冬の化粧崩れを防止するためには、ファンデーション選び以外にもスキンケアや下地段階で検討が必要です。こちらの記事も併せて参考にしてみてくださいね。
2019年秋冬ベースメイクのトレンドは?
完全マットなもの、ソフトな質感のセミマットなもの、各ブランドから様々商品が販売されており多種多様ですが、ツヤ肌人気は継続中。ただし、ツヤの出し方も一辺倒ではありません。
ただ光沢があればOKということではなく、いかに自然で立体感も出せるかというところがキーポイントになってきています。
- ほんのりツヤが出るタイプのファンデーションを選ぶ
- パールの効果でべたつかないけど光沢が出るタイプのファンデーションを選ぶ
- ソフトなセミマット肌に仕上げてツヤ系ハイライトを加える
- 下地にツヤを仕込んで普段以上のうる肌に見せる
上記のように、アイテム選びや塗り方をうまく組み合わせてツヤ肌に仕上げるというのが、今っぽいベースメイクを作る近道です。
以前よりも万人受けしやすいツヤ仕上がりの商品が増えているので、メイクが得意でない方も綺麗に仕上げやすくなりました。
特にクッションファンデに関しては、流行し始めた頃に比べてさらに工夫がなされていると感じます。
「韓国人のようなツヤ肌=クッションファンデ」というイメージから、現在ではツヤが控えめのものやマットに仕上がるものまで質感も幅広くなり、元々は崩れやすいものが多かったところが改良されて、崩れにくさに特化した商品も増えています。
簡単にベースメイクを仕上げることができ、さらにお直しにも便利なクッションタイプはまだまだ人気が続きそうですね。
まとめ
スキンケア同様、気候に合わせてファンデーションも変えてみると、より綺麗なお肌に見せることが可能です。新作アイテムは仕上がり・使用感ともにどんどん進化しているので、苦手意識を持っているジャンルのアイテムを使ってみても、気に入ることが増えていると思います。
百貨店のコスメカウンターでタッチアップしてもらった際は、付け方のポイントなども聞いておくといいですね。
ぜひこれから新しいファンデーションを購入しようと思っている方は、商品選びに役立ててください。